@article{oai:dwcla.repo.nii.ac.jp:00000925, author = {丸山, 敬介 and MARUYAMA, Keisuke}, journal = {同志社女子大学大学院文学研究科紀要, Papers in Language, Literature, and Culture : Graduate School of Literary Studies, Doshisha Women's College of Liberal Arts}, month = {Mar}, note = {application/pdf, AA11551704-20120330-13, 丸山(2011)では、中上級段階の語句・表現の意味説明は、①指導項目の取り出し→②意味の解説→③例という典型的な構成を持ち、この順で説明がなされると学習者の理解は容易だが何らかの理由で①と②が隔たると理解が困難になっていくとしている。  ところが、2005年に民間の日本語教師養成機関で採取した上級段階における新聞記事読解実習事例では、教材中の語句「大まか」と「造語」の意味の説明において①から②への過程を踏んではいるものの、②で、不必要に次々と関連する語句・表現に話題が飛び、その結果、説明が肥大化し、学習者の両語句本来の意味理解が阻害されている様子が観察される。本論では、その様子を分析するとともに、そうなった理由を、実習生の、ためになる情報を少しでも多く学習者に伝えようという意欲と熱意、および学習者との意思疎通の断絶を意味する沈黙を回避したいという願望にあるとした。  そして、こうした事例に遭遇した際に実習指導者がなすべきは、説明が肥大化していることを自覚し、その上で本来あるべき指導とはどのようなものだったか検討する機会を、実習生に与えることだとした。}, pages = {13--27}, title = {日本語教育実習事例研究 : 上級段階において肥大化する語句・表現の説明}, volume = {12}, year = {2012}, yomi = {マルヤマ, ケイスケ} }