@article{oai:dwcla.repo.nii.ac.jp:00002124, author = {菅沼, 幸子 and SUGANUMA, Sachiko}, journal = {同志社女子大学大学院文学研究科紀要, Papers in Language, Literature, and Culture : Graduate School of Literary Studies, Doshisha Women's College of Liberal Arts}, month = {Mar}, note = {application/pdf, AA11551704-20190329-61, 小論は、文化的言語的背景を異にする文学翻訳に当たって、原文読者が享受する印象に近いものを翻訳読者も受けられるような、効果的な翻訳の手法を得ることを目的としている。そのため、テキストとしてF. Scott Fitzgerald(1896-1940)によるTheGreat Gatsby(1925)を選定し、これの日本語翻訳の中から事例を抽出して分析、考察することとした。翻訳事例には野崎孝の『グレート・ギャツビー』(1974)、村上春樹の『グレート・ギャツビー』(2006)、小川高義の『グレート・ギャッツビー』(2009)を選定した。 分析の対象事例は、“old sport”と比喩的表現の翻訳を取り上げている。“old sport”は小説中頻出する主人公Gatsby の口癖であるが、彼の深い望みを秘めた語で彼とは切っても切れない重要表現である。しかし、日本語には相応する適切な語が見当たらない。また、この小説は比喩的表現を多用して美しくも力強い文章で有名である。しかし、比喩的表現は作者と読者が認識を共有していてこそ通じるもので、社会、文化の異なる翻訳読者にどのように伝えるかによって受け取る印象が原文と違ったものになる可能性がある。 このような難問を各翻訳者はどのように克服しただろうか。事例分析を通じて各翻訳者の効果的な手法を学ぶことができるだろう。}, pages = {61--80}, title = {The Great Gatsby 翻訳:オールド・スポートと比喩的表現}, volume = {19}, year = {2019}, yomi = {スガヌマ, サチコ} }