@article{oai:dwcla.repo.nii.ac.jp:00001889, author = {鈴木, 佑典 and SUZUKI, Yusuke and 鳥塚, 亜希 and 上平, 悦子 and 軸丸, 清子 and TORITSUKA, Aki and UEHIRA, Etsuko and JIKUMARU, Kiyoko}, journal = {同志社女子大學學術研究年報, Doshisha Women's College of Liberal Arts annual reports of studies}, month = {Jan}, note = {application/pdf, AN0016561X-20200818-27, 本研究の目的は,定期的に開催される懐メロを用いたグループ回想法(以下,懐メロ回想法とする)を通して,参加者である高齢者がどのような体験をし,その体験をどう意味づけていたのかを,語られた内容を分析することで,高齢者にとっての懐メロ回想法の意義を検討することである。 方法は,認知機能低下・閉じこもり傾向にある地域在住の高齢者に対して,懐メロ回想法を実施し,研究への参加の同意を得た11名に対して,半構造化面接を行い,「仲間と語り合って感じたこと」「語った中でどの時代の事が最も印象深く記憶に残っているか」「その時代を思い浮かべて語ることにはどのような意味があったのか」等について尋ね,その結果を質的に分析した。 その結果,対象者は懐メロ回想法において,懐メロを歌うことで,歌っていた当時の思い出を歌とともに想起し,その安心できる環境の中で心が開かれ,気持ちが開放的になるなどの体験を通して自己を開示していた。また,今を幸せと感じる,体験を肯定されるなどの自己肯定および他者肯定を体験するとともに,みんなで楽器を奏でて歌い話すことが楽しい,仲間とのつながりを感じる,人間関係が広がるといった体験を通して人とのつながりを感じていた。 この自己開示,自己肯定・他者肯定,つながりを繰り返し体験する過程において,愛・所属の欲求,自尊・承認の欲求が満たされ,対象者は,体験を語る役割を見出すなどの社会的役割を発見し,自己実現に向かう。そして,他者の生き方や態度を尊重するとともに,自分の生き方や価値観を大切にし,自己を受け入れるという自我の統合が起こり,心身ともに健康に向かうといえる。, 論文}, pages = {27--39}, title = {懐メロを用いた回想法における認知機能低下・閉じこもり傾向にある地域在住高齢者の体験とその意味・意義}, volume = {70}, year = {2020}, yomi = {スズキ, ユウスケ and トリツカ, アキ and ウエヒラ, エツコ and ジクマル, キヨコ} }