@phdthesis{oai:dwcla.repo.nii.ac.jp:00001383, author = {羽森, 真美 and HAMORI, Mami}, month = {2017-04-27, 2016-04-19}, note = {2015, application/pdf, エレクトロスピニング (ES) 法は,キャピラリー先端に高電圧を印加し,高分子溶液を吐出させることで,溶媒を瞬時に蒸散させ,繊維直径が数十~数百ナノオーダーのナノファイバーを形成させる技術である.古くからES法は繊維業界において直径がナノメートルサイズの繊維による不織布の製造方法として研究されてきた.また,医学分野では,細胞工学や再生医療を行う際の細胞の足場として研究されており,iPS細胞の確立とも相まって,様々な臓器の再生に応用できる技術であると期待されている.さらに,工学分野ではセルロースナノファイバーの調製と研究が隆盛となり,ES法は様々な工業製品へ応用できる未来の新素材を創製する技術として注目を集めている.しかし,薬学分野,とりわけ医薬品製造分野におけるES法の応用はほとんどなく,ES法に適用できる医療用高分子も見出されていない.一方,薬物送達システム (ドラッグデリバリーシステム ; DDS) の概念は1970年代には確立し,1980年代にはナノテクロジーの概念が確立したことから,21世紀の初頭には,様々なナノ素材を用いたナノ DDS の概念が樹立した.DDS は,親薬物の薬理活性の最適化や理想的な体内動態に制御する技術であり,標的となる特定の臓器や組織に対する薬物の到達性と選択性の増強や薬物吸収性の改善により,薬効の増強や深刻な副作用の軽減,患者のノンコンプライアンスの改善にもつながる製剤技術である.そこで,本研究は以上のよう背景を踏まえ,医薬品の製造過程において既に使用されている腸溶性コーティング剤であるメタクリル酸コ高分子 S をベースとしたナノファイバーをES法により調製する手法を開発し,調製したナノファイバーを製剤中の薬物放出の支持媒体として利用する,新規の薬物放出制御型DDS製剤の開発を行った.}, school = {同志社女子大学}, title = {エレクトロスピニング法を用いた医療用ナノファイバーの調製と新規放出制御型薬物送達システムの開発}, year = {}, yomi = {ハモリ, マミ} }