@article{oai:dwcla.repo.nii.ac.jp:00001028, author = {河村, 裕美 and KAWAMURA, Yumi}, journal = {同志社女子大学日本語日本文学}, month = {Jun}, note = {application/pdf, AN10175460-20120630-107, 前稿で考察した「夜離れ」は、先行研究において「離婚語」とされているものの、『源氏物語』において、「離婚語」ではなく「愛されるがゆえの夜離れ」という特殊用法で用いられていた。そこで本稿では八代集の和歌と詞書を資料として「夜離れ」の再検討を行った。  八代集の詞書における「夜離れ」は、女性心理を問題にせずに用いられていた。それは、詞書の特性から和歌が詠まれた背景を簡潔かつ的確にまとめる必要があり、また撰者が第三者である男性であることによると思われる。  「夜離れ」が和歌に詠まれた場合、「言語遊戯」を多分に含んだ表現技巧の一つとして用いられていた。また女性が和歌に「夜離れ」を詠んだ場合は、自身の悲しみや嘆き・怒りを見ることはできた。それに対して男性が和歌に詠んだ場合、「夜離れ」の悲しみを見ることはできなかった。  八代集においては同じ「夜離れ」であっても、詞書と和歌、作者が女か男かで、「夜離れ」に込める想いが異なっているのである。}, pages = {107--119}, title = {「夜離れ」の再検討 : 八代集を中心に}, volume = {24}, year = {2012}, yomi = {カワムラ, ユミ} }